奈良から日帰りで受ける鼠径ヘルニア(脱腸)の手術
当院は大阪駅前で、鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸)の日帰り手術を中心に診療しているクリニックです。奈良からの来院は、初診と手術の日の最短2回です。
「脱腸」とも呼ばれる鼠径ヘルニアとは?
「脱腸」とも呼ばれる鼠径ヘルニアは、足の付け根のあたりでお腹の壁が弱くなっているところから、腸や脂肪が押し出されてくる病気です。放っておいて治ることはなく、治す方法は手術です。日本ヘルニア学会の診療ガイドラインも、大人の鼠径ヘルニアについてそう書いています。

鼠径部がどのあたりを指すのかは、鼠径部とはどこかに写真とイラストで載せています。
鼠径部のしこり・膨らみは、鼠径ヘルニアのほかにも原因があります
足の付け根のしこりには、自然に小さくなるものと、消えないものがあります。リンパ節の腫れは原因が収まれば小さくなりますが、鼠径ヘルニアや粉瘤、脂肪腫は自然には消えません。この違いは足の付け根にできたしこりの記事で、押すと痛いか・横になると消えるかの見分け方は鼠径部のしこりで考えられる病気の記事で説明しています。
反対に、しこりが無くて痛みだけがある場合の考え方は、足の付け根の痛みの原因のページをご覧ください。
奈良市の人口構成と鼠径ヘルニア(脱腸)の潜在人数
奈良市の人口構成(高齢化率・男性比率)
| 項目 | 数 |
|---|---|
| 総人口 | 354,630人 |
| 65歳以上の割合(高齢化率) | 31.7% |
| 75歳以上の割合 | 16.6% |
| 男性の割合 | 46.5% |
出典:2020年国勢調査(e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ」)。65歳以上・75歳以上の割合は、年齢不詳を除いて計算しています。
男性の割合は46.5%、65歳以上の割合は31.7%。鼠径ヘルニアは男性に多く、年齢とともに起こりやすくなるので、奈良市でもこの2つの数字が身近さの目安になります。
奈良市で想定される鼠径ヘルニア(脱腸)の潜在人数は?
単純に計算すると約54,900人。男性の3人に1人ほどが生涯のうちに鼠径ヘルニアを経験するといわれていて、奈良市の男性164,846人にこれを当てはめた数です。いま治療が必要な人の数ではありません。立つと出て横になると引っ込む膨らみがあれば、それが受診のきっかけになります。
奈良から通って、日帰り手術は受けられますか
受けられます。来院は初診と手術の日の最短2回で、手術の日は昼過ぎに院を出られるので、その日のうちに奈良へ帰れます。
持病や飲んでいる薬によっては、入院しての手術や、しばらく経過を見ることをおすすめする場合もあります。入院が必要なときは、連携している病院をご紹介します。手術の件数は、グループの累計を鼠径ヘルニアの手術実績のページで毎月公表しています。
関連記事:高齢者の鼠径ヘルニア(脱腸)手術は受けるべき?日帰りか入院か、手術しない選択を専門医が解説
手術の日に奈良を出てから帰るまで
院にいるのは3時間半から4時間ほど。大阪からの移動を足しても、午後の早い時間には奈良へ戻れる計算です。手術までに知っておきたいことは、脱腸の見分け方から治療までのページにひととおり載せています。
朝は8時45分の来院に間に合うように出ます
JR奈良駅から大阪駅までが大和路快速で約50分、大阪駅から当院までが歩いて約5分。乗り継ぎの待ち時間も見込んで、1時間あまり前には奈良を出る段取りになります。朝は早め。前日の食事や当日の朝の水分には決まりがあるので、鼠径ヘルニア手術の前日と当日の過ごし方も確かめておいてください。
9時に手術室へ入り、10時45分ごろから回復室で休みます
院内での流れ(一例)
- 8時45分 受付のあと、血圧などを測り、麻酔科の診察
- 9時 手術室に入る(全身麻酔)
- 10時45分ごろ 手術を終えて手術室を出る
- 回復室 個室で休みながら、歩く・水を飲むを試す
- 12時15分ごろ 院を出る
12時15分ごろ院を出て、電車か付き添いの方と帰ります
帰りも、車の運転はできません。電車で戻るか、ご家族に付き添ってもらいます。80歳以上の方は付き添いが必要です。当日の動きは、鼠径ヘルニアの日帰り手術の流れのページにもまとめています。

専門医のワンポイント
帰宅されたあとは、こちらから電話を入れて、無事に着いたかを確かめています。帰りの電車で気になったことがあれば、その電話で遠慮なくお話しください。
奈良から当院への行き方
乗り換えなしで来られるのは、JR大和路線の大和路快速です。近鉄を使っても、JRを使っても、大阪駅に着いてからは同じ地下街を通って当院まで歩けるので、経路はご自宅から近い駅で選んでいただければ十分です。
院長のあいさつや診療時間など、当院がどんなところかは、大阪で受けられる脱腸の日帰り手術を紹介する院の案内をご覧ください。

JR奈良駅からは大和路快速で大阪駅まで乗り換えなし(約50分)
JR奈良駅で大和路快速に乗れば、大阪駅まで約50分。大阪駅の中央口を出て、地下街を歩いて約5分で当院に着きます。
近鉄沿線からは鶴橋でJR大阪環状線に乗り換え
近鉄奈良線の沿線からは、鶴橋駅でJR大阪環状線に乗り換えて大阪駅へ。近鉄奈良駅からなら、乗り換えを含めて約50分です。
下の地図では、奈良市役所を出発点にして当院までの道のりを表示しています。
奈良から大阪へ来る回数を増やさないために
初診で検査がそろえば、その日に手術の日を決められます
初診の日は、膨らみを超音波で確かめ、全身麻酔に備えて血液・心電図・呼吸の働きを調べます。結果がそろえば、ご希望を伺ってその場で手術の日を決めます。健康診断や、ほかの病院で受けた検査の結果があれば持ってきてください。初診で持ってくるものも先にご覧いただけます。
状態によっては、初診の2日後に手術を受けられます
初診で検査が済み、体調にも問題がなければ、最短で2日後の手術ができます。続けて大阪へ出るのがつらい方は、仕事や家の予定と照らし合わせながら日を空けて、ご自身の都合のよい日を選んでいただいて構いません。
術後の確認は電話とLINEで行い、大阪へ来るのは受診が要るときだけです
手術の日は電話で、1日目と3日目はLINEでご様子をうかがいます(LINEを使っていない方は電話)。やり取りの中で診察が必要と判断したときだけ、もう一度大阪まで来ていただきます。
関連記事:鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術後の痛みと回復期間を専門医が解説
よくある質問
紹介状がなくても受診いただけます。お薬手帳や、これまでにかかった病気が分かるものがあると、診察が進めやすくなります。
手術の前の検査で、全身麻酔を安全に行えるかを確かめます。難しい場合は局所麻酔での手術を考え、入院での手術が望ましいと判断したときは、連携する病院をご紹介します。