東大阪市から通う鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術
診察で伝えてほしいことの一つが、前立腺の手術歴です。何年前のものでも構いません。この病気のなりやすさに、手術歴が関わるからです。当院は北新地駅から歩いて1分ほどの大阪駅前第2ビル1階で鼠径ヘルニア・脱腸の日帰り手術を行っていて、東大阪からはJR学研都市線の鴻池新田駅から乗り換えなしで来られます。
放っておいても治らない鼠径ヘルニア(脱腸)とは?
皮膚の下に腸や脂肪が押し出されて、足の付け根が膨らむ。それが鼠径ヘルニア(脱腸)という病気です。立てば膨らみ、寝れば引っ込む、というのが外来でいちばんよく見る出方です。
一度出てきた膨らみは自然には治らず、脱腸帯(ヘルニアバンド)で外から押さえても、穴そのものは閉じません。治せる薬もありません。治療は、手術になります。
鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2024(日本ヘルニア学会・PDF)
鼠径部という言葉が指す場所を知りたい方は、鼠径部の位置を写真とイラストで確かめてください。

しこりで気づいたときは
粉瘤や脂肪腫、リンパ節の腫れが、しこりの正体ということもあります。正体の絞り込みに使えるのが、鼠径部のしこり・膨らみの原因と足の付け根の膨らみの見分け方の2ページです。膨らみが無く、気になるのが痛みのほうなら、足の付け根が痛む原因を読んでください。
前立腺の手術を受けた方、尿が出にくい方へ
前立腺肥大症などで尿が出にくい方や、前立腺の手術を受けたことがある方は、そうでない方に比べて鼠径ヘルニアが起こりやすいとされています。日本ヘルニア学会のガイドラインも、前立腺全摘除術と、尿の出にくさのもとになる下部尿路の働きの障害を、危険因子に挙げています。厄介なのは、前立腺の手術から何年もたってから膨らみが出てくることが多い点です。お腹の手術ではないから関係ない、と思われがちな手術歴ですが、医師にとっては脱腸の背景を探る手がかりの一つ。
尿の出にくさが前からある方は
先に前立腺を調べることも。当院では、全身麻酔で手術をする場合でも、尿道に管を入れないことを原則にしています。
診察に持ってくるものや、伝えておきたい手術歴のことは脱腸かもしれないときに受診する科にまとめています。
東大阪市の人口構成と鼠径ヘルニア(脱腸)の潜在人数
東大阪市の人口構成(高齢化率・男性比率)
| 項目 | 数 |
|---|---|
| 総人口 | 493,940人 |
| 65歳以上の割合(高齢化率) | 28.8% |
| 75歳以上の割合 | 15.4% |
| 男性の割合 | 48.6% |
出典:2020年国勢調査(e-Stat「社会・人口統計体系 市区町村データ」)。65歳以上・75歳以上の割合は、年齢不詳を除いて計算しています。
人口493,940人のうち男性は240,288人で、65歳以上の割合は28.8%、75歳以上は15.4%。
東大阪市で想定される鼠径ヘルニア(脱腸)の潜在人数は?
見込みは約80,100人。もとにしたのは、男性のおよそ3人に1人が生涯に一度はこの病気になるという割合で、それを東大阪市の男性人口にそのまま掛けました。いま治療中の人の数とは別物です。
東大阪から当院までの行き方
使える路線は、JR学研都市線と地下鉄中央線、それに近鉄奈良線の3つです。

JR学研都市線(鴻池新田駅)から
JR東西線に直通する普通電車に乗れば、北新地駅まで乗り換えずに18分ほどです。降りたら東口へ。大阪駅前第2ビルはその目の前に建っていて、当院までは歩いて1分ほどです。
地下鉄中央線(長田駅)から
本町駅で御堂筋線に乗り換えて梅田駅へ。乗り換えを含めて24分ほどかかり、梅田駅からは地下街を歩くので、道順は動画をご覧ください。
近鉄奈良線(布施駅)から
乗り換えは鶴橋駅で、JR大阪環状線なら大阪駅まで16分前後。駅からは歩いて5分ほどです。
大阪で受けられる脱腸の日帰り手術のページでは、院長のあいさつも読めます。
スタート地点を東大阪市役所にした、経路の地図。
初診の日の検査と、手術の日のこと
超音波で膨らみの中身を見るのが、初診の日にいちばん初めに受けていただく検査です。続いて、麻酔に備えた血液、心電図、呼吸の検査へ進み、結果がそろったところで手術の日を決めます。状態しだいでは、初診から2日後という日程も組めます。手元にある健診の結果や、ほかで受けた検査の記録も、診察の役に立ちます。持ち物の一覧は初めての方への案内に。
手術の日は午前中に手術を終え、昼ごろには院を出られる見込みです。車、バイク、自転車のどれも、ご自分で運転して帰ることはできません。
段取りの細かいところは鼠径ヘルニア手術の日帰りの流れに、病気の全体は脱腸の起こり方と治療にまとめています。強い運動は、2週間ほどたってから再開してください。
膨らみが戻らなくなったら
硬くなった膨らみが押しても動かず、痛みが強まってくるのは、嵌頓(かんとん)の始まりのサインです。
嵌頓(かんとん)を疑うサイン
- 押しても戻らない・硬い・強く痛む
- 吐き気がある、お腹が張る
- 便やガスが出ない
ひとつでも当てはまれば、予約を取らずにそのまま受診してください。夜間・休日なら救急外来へ。
手術のあとに膨らみが出たら
漿液腫(しょうえきしゅ)といって、手術したところに水がたまって膨らむことが、術後2週間ごろまでのあいだに起こる場合があります。多くはそのまま消えるもの。早めに連絡をいただきたいのは、傷が赤く腫れて膿が出ている、38℃以上の熱がある、強い痛みが引かない、のどれかに当てはまるときです。